●渚にて編 その2かもしだはやお の タビ日記 渚にて編 その2 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 半年オープンとは、半年間の間ならこの区間はいつでも一往復に限り、行 き来できるというもの。一年オープンは、一年間有効。 半年のワーキングホリデービザを取得した私は、迷わず安い半年オープン のチケットをゲットしたが、初めての海外旅行にも関わらず、経由する空港 が3港という当時の私にとっては激烈な行程だった。 まず、日本を発つ空港での出国の仕方がよくわからない。買いました、え え、買いましたとも。「地球の歩き方」は、親切丁寧に、貧乏一人旅をも応 援してくれる貴重な情報源でした。 今のようにインターネットとか一昔前のパソコン通信とかまだ無く、近所 に詳しい人も居ず、この本にはホントにお世話になりました。 でも、行った先での情報がほとんどで、経由地のこととかのっていません でしたので、不動産屋、まちがい旅行代理店のおじちゃんに、経由地の空港 内の地図とかトイレの場所とかいろいろしつこく聞きに行きました。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 経由地は3つ。台北と香港とジャカルタ。あと、ブリスベン。 台北へは、大韓航空がソウルから東京を経て客を乗せて、台北へ行く、と いうビジネスマンルートでした。慣れない成田の中でうろうろし、家族に見 送られて、アーミーのジャケットを着た私は出発しました。 台北では飛行機を乗り換える必要はなく、確か同じ飛行機で香港へ向かい ました。 香港へは、夕方到着し、「72時間はビザなしで入国できる」とか、聞い ていたので時間があれば、出れたんですが、意気地が無くてできませんでし た。ロビーで少し待ち、乗り継ぎに待つと言うことをトランジットというら しいんですが、文庫本を読んで過ごしました。タビの途中の旅行者との温か いふれあい、なんて余裕はなく、一杯一杯でしたので、ひたすら本読んでま した。 香港からはブリティッシュエアラインで、ジャカルタ行きです。世界地図 でいう陸地に近いところに沿って飛んでいるような感じです。赤道近し。機 内は最早、夜なのであまりアナウンスが入りませんが、その英語のアナウン スを聞き逃さないようにして過ごし、ジャカルタ着は11時頃となってまし た。降りたのは私を含め数名。あの後あの飛行機はどこへ向かったのでしょ う?ここでも、トランジット。ジャカルタ発は夜中の2時。ここで事件が起 きました。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 以下続く・・・・・ ジャンル別一覧
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